茨城県桜川市の真壁伝承館歴史資料館からのお知らせです。下記の要領で東日本大震災で保全された考古資料の展覧会が開催されています。

企画展「新治汲古館の継承~文化財レスキューの一事例~」

  • 場所: 真壁伝承館歴史資料館(〒300-4408 茨城県桜川市真壁町真壁198)
  • 期間: 平成24年7月28日(土)~10月31日(水)
  • 時間: 9:00~16:30
  • 休館日: 月曜・祝日(月曜日が祝日の場合はその翌日も)

 「新治汲古館(にいはりきゅうこかん)」は筑西市古郡に所在した私設の博物館でした。在野の考古学者だった故・藤田清(ふじたきよし)氏が戦前より蒐集(しゅうしゅう)していた土器・石器などの資料が収められており、採集地・調査地は県内を中心に県外・国外に及んでいます。これらの資料は全国的に著名なものを含み、地域の歴史を語る上で非常に重要な資料ですが、東日本大震災により収蔵庫が被災し、管理運営が困難になってしまいました。そこで、藤田家より平成23年に桜川市へ資料の一括寄託を受け、文化庁の行う「文化財レスキュー事業」を経て市へ移管されました。
今回の展示では、寄託資料の中から特徴的なものを選び出し、往時の新治汲古館の様子と、文化財レスキュー事業の紹介も合わせて行い、広く市民にこれら資料の存在を知ってもらうよう展示を行います。

展覧会チラシ(桜川市教育委員会HPより)
http://www.city.sakuragawa.lg.jp/cms/data/doc/1342577436_doc_296_0.pdf