全史料協の会誌『記録と史料』23号が刊行されました。

今号では「自治体職員のみた資料レスキュー」という特集が組まれており、東日本大震災での資料保全活動に関わった岩手・宮城・福島・茨城・千葉・埼玉の事例が報告されています。

また多和田雅保氏による奥村弘(当会代表)『大震災と歴史資料保存: 阪神・淡路大震災から東日本大震災へ』の書評もあります。

価格は1冊1200円です。お求めはこちら(全史料協)をご覧下さい。

目次

  • 高橋良明(陸前高田市総務部)「陸前高田市における被災公文書救出の受け入れについて」
  • 石黒伸一朗(村田町教育委員会)「東日本大震災・村田町における宮城歴史資料保全ネットワークの受け入れと文化財レスキュー」
  • 大栗行貴(国見町教育委員会)「福島県国見町における被災文化財の取り組みについて」
  • 糸川崇(鹿嶋市教育委員会)「東日本大震災に遭った鹿嶋市龍蔵院の文化財-文化財レスキューの活動に救われて-」 
  • 土佐博文(佐倉市総務部・市史編さん担当)「佐倉市における被災資料への取り組みについて-地元歴史研究学会との協働-」
  • 金子聡子(飯能市郷土館)「国文学研究資料館の資料レスキューに参加して」