和紙の水損修復実習は史料ネットでもたくさん行ってきましたが
書籍や写真の水損事例を間近に見る機会は関西ではそれほどありません。
是非皆様ご参加ください (ま)

■「水害から歴史資料・書籍・写真をまもる」フォーラム
 (大学コンソーシアムひょうご神戸 社会連携助成事業
  「水害で水損した歴史資料の保全・修復ができるボランティアの養成事業」)

主催:兵庫県内5大学文化財系連合(神戸大学・関西学院大学・甲南大学・神戸女子大学・大手前大学)
共催:大手前大学史学研究所オープン・リサーチ・センター

開催趣旨:
甚大な被害をもたらした平成7年1月の阪神・淡路大震災をはじめ、平成17年10月の台風23号水害など、近年兵庫県ではいくつかの災害が発生しています。人的・物的被害からいかに復興をすすめるかが喫緊の課題であることはいうまでもありませんが、一方で多くの文化財が破損し、また被災した歴史資料が廃棄されていく現実を、文化財を研究する者として見過ごすわけにはいきません。神戸では歴史資料ネットワークといったボランティア組織による救出活動がすすめられ、県内の大学・自治体・一般市民と協力しながら水損史料の救出や保管をおこなっており、一定のノウハウが蓄積されつつあります。
 私たち兵庫県内5大学文化財系連合では、水損史料の保全・修復に関する基礎を学べるワークショップを市民や学生向けに開催し、知識の普及に尽力してきました。今回はワークショップにあわせて全国各地の災害における取り組みの一端をご紹介し、標記の問題についてみなさまと考える機会をもちたいと思います。

期日:平成21年3月29日(日)ワークショップ10:00~ フォーラム13:30~

会場:深江会館(神戸市東灘区深江本町)阪神深江駅 南東1分

内容:
【第1部】10:00~12:00 水損歴史資料ワークショップ
(水損史料の応急的救出法についての講義・実習)
【見学】 13:00~13:25 神戸深江生活文化史料館見学
【第2部】
  13:30~17:00 フォーラム 
         「水没した館蔵資料・書籍・写真の救出と保全―平成16年福井豪雨の教訓―」
  13:40-14:40 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館館長 水野和雄氏
  15:00-16:00 株式会社堀内カラーアーカイブサポートセンター所長 川瀬敏雄氏
  16:10-17:00 討論

◇◆申込み・お問い合わせ先◆◇
 大手前大学史学研究所連携担当(魚津さん)まで
 お名前、ご住所、電話番号、第1部・見学・第2部のいずれに参加希望かを明記の上、
 お申込み下さい。
 FAX 0798-32-5045 受付用E-mail oteshigaku@gmail.com 
 郵便 〒662-0965 西宮市郷免町8-17   
 ※しめきり:3月25日(火)
 ※第1部定員30名、第2部定員100名、先着順。併願可です。