兵庫県立歴史博物館で
 ミニ展示「水損した歴史遺産を救う―2009年台風9号豪雨被災古文書を中心に―」を開催!!
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■趣 旨
 平成21年8月9日夜の台風9号の影響による豪雨災害では、多くの文化財にも水損などの被害が発生した。災害発生直後から、地元市町教育委員会、県教育委員会や歴史資料ネットワーク(事務局:神戸大学文学部)などによる文化財保全活動が進められたが、当館でも佐用町教育委員会、歴史資料ネットワークと連携して、一部被災資料の保全活動に参加してきた。この展示では、保全活動の概要や、救出した資料を紹介するとともに、保全に関する応急処置技術を紹介する。

■会 期
 平成22年3月2日(火)~5月5日(水・祝) 開館57日間
 毎週月曜日休館。ただし、祝日の場合は翌日休館。

■会 場
 当館1階 歴史工房室(無料ゾーン内)

■観覧料
 無 料

■主 催
 兵庫県立歴史博物館、歴史資料ネットワーク、地域歴史資料学研究会(科学研究費補助金基盤研究(S)「大規模自然災害時の史料保全論を基礎とした地域歴史資料学の構築」〔研究代表者:奥村弘〕研究グループ)

3/1に前田徹学芸員の指導の元、史料ネットメンバーも展示のお手伝いに参りました。

昨年の被災資料保全活動の成果が、このような形で「展示」していただけたことに感謝するとともに、
被災地の皆様方の一日も早い復興をお祈りしたいと思います。
多くの方々にご来場いただき、被災地の行政や住民、大学や歴史学会と連携しながら進めている
史料ネット活動にご理解とご協力を賜れば幸いです。

歴博職員によるブログ「ひょうごれきはく日誌」にも掲載されています。
こちらもあわせてご覧ください! (ま)
http://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog/rekihaku-bo/