人と防災未来センター研究調査員の高橋さんからお知らせです(^^)

■減災報道研究会特別編「四川大地震の被災地は今」の開催ご案内 

時下、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、人と防災未来センターは、阪神・淡路大震災などの災害を巡る取材や報道で様々な課題が指摘されてきたことを受け、行政の防災実務担当者、報道機関の記者、研究者、住民らが議論して互いに理解し合い、連携できる道を探るための場として、平成17年度に「災害報道研究会」を発足させ、議論を重ねてきました。平成19年度には、減災社会実現のために、災害時だけでなく平常時の対話と活動を重視するねらいで、「減災報道研究会」に改称し、新たな体制で議論を始めました。(過去の活動は別紙1を参照して下さい。)

さて、今年5月に発生した四川大地震については、関西の報道機関の方々の関心も高く、兵庫県や神戸市をはじめ様々な機関が支援を実施してきました。しかし最近、四川大地震に関する報道はめっきり少なくなり、被災地の現状や課題が見えにくくなってきています。そこで、減災報道研究会の特別編といたしまして、「四川大地震の被災地は今」をテーマにした勉強会を下記の通り開催することといたしました。10月に現地を調査した研究者と報道機関の方々に、それぞれの視点から現地の最新の状況と今後の課題、教訓について報告していただきます。発生から約半年たち、現地では本格的な復興に向けた動きが活発になっていますが、日本の経験や予測を超える事柄も多く、現地の報道機関においても様々な変化の兆しがみられるようです。ご興味のある方のご参加をお待ち申し上げます。

なお、第3回減災報道研究会につきましても12月に開催する予定で準備を進めております。8、9月に発生したゲリラ豪雨の被災地へのヒアリング調査等をもとに、行政機関から報道機関、住民への災害情報の伝わり方などの検討を計画しております。追って詳細なご案内を申し上げますので、よろしくお願いいたします。

            記

1 日  時:平成20年11月16日(日)13:00~15:00

2 場  所:人と防災未来センター 防災未来館5階 プレゼンテーションルーム
(神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番2号)

3 講  師:▼京都大学防災研究所巨大災害研究センター准教授 矢守克也先生
       (人と防災未来センター震災資料研究主幹)
       ▼NHK大阪放送局 報道部ディレクター 近藤誠司 氏

4 対 象 者:報道関係者(報道機関に所属する記者、プロデューサー、カメラマンなど)
   自治体職員(防災または広報担当者)
       災害に関する情報・報道に関心のある研究者など

5 申込方法:参加は無料です。部屋の定員は約40人。11月14日(金)までにメールまたはFAXにて下記申込先までご回答いただきたく存じます。

6 そ の 他:ご出席に際しての旅費は各自でご負担願います。

◇◆申込先・問い合わせ先◆◇
人と防災未来センター 研究調査員 高橋 淳夫
 TEL: 078-262-5075、FAX: 078-262-5082
 E-mail:takahashia@dri.ne.jp