宮城資料ネット・ニュース 12号 (2003/10/16発行)
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宮城県文化財保護課主催の講座のお知らせ
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*県の文化財保護課は、例年秋に文化財関係者の研修講座を開催していましたが、今年度は宮城地震に伴う歴史資料保全活動をメインにした講座を開催してくださることになりました。
*8月以来の宮城資料ネットの保全活動は、文化財保護課と密接な連絡を取りながら進めてまいりました。行政の側でできることと、ボランティアの側でできることを、どううまく組み合わせながら効果的に実施するか、そのことが常に念頭にありました。その成果は着実に出ていると思います。文化財保護課の側で、さらにその連携を強めてくださるべく企画してくださったのが今回の講座だと受けとめています。150人から200人の文化財関係者が参加されるとのことですので、資料ネットの活動を理解して頂き、今後のネットワークの充実につながる大きなチャンスだと思います。
*本来は、県内自治体の文化財担当者や文化財保護委員の方々に対する講座ですので、一般に公開されたものではありませんが、今回は特別に、それ以外の方々にも公開して頂くことになりました。
*講演は、神戸に事務局がある歴史資料ネットワーク代表の奥村宏さんです。宮城地震のあと、すぐに駆け付けてくださり、私たちが救済活動を開始する大きなきっかけをつくって頂きました。阪神大震災や鳥取震災などで資料保全活動を立ち上げてきた意義などについて語って頂けるのではないかと思います。宮城地震に関するものとしては、二つの事例報告が用意されています。ぜひご参加ください。
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宮城県文化財研修講座
(主催:宮城県文化財保護課)
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日時: 11月12日(水)午後1時00分〜午後3時30分
場所: 東北歴史博物館講堂(多賀城市)
(1)講演
奥村 宏(神戸大学助教授、歴史資料ネットワーク代表)
「現代社会における歴史文化の位置−阪神大震災以降の地域歴史遺産保全活動から考える−」
(2)事例報告
@平川 新(東北大学教授、宮城歴史資料保全ネットワーク世話人)
「宮城地震と歴史資料保全活動」
A中野 祐平(河南町教育委員会社会教育課)
「河南町の文化財被害状況と復旧活動」
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* 表記の講座は、正式には「第29回宮城県文化財保護地区指導員並びに市町村等教育委員会文化財担当者研修講座」として開催されるものです。
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