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------------------------------------------------------------------------- 10月10日と11日に古川市で資史料の緊急レスキュー 救出ボランティアを募集します ------------------------------------------------------------------------ みなさまに緊急のお願いがあります。江戸時代以来、商業の町としての歴史をもつ古川市で、「橋平酒造店」の古い蔵に収納されていた資史料が消滅する危機にあることが判明しました。具体的な事情については、地元の方の要請をうけて昨日現場を確認された斎藤善之さん(東北学院大学)からの要請文(下記に掲載)に記されていますが、来週15日からは建築業者が蔵内に入って整理・廃棄作業に取りかかるとのことですので、レスキューを実行するのは10日(日)と11日(月)しかないということになりました。 つきましては、両日(もちろん、いずれか1日でも構いません)のレスキュー活動にご参加いただける方は、下記の斎藤善之さんまで、至急ご連絡ください。集合場所・時間、交通手段等については、追って斎藤さんから連絡がいくことになっております。作業は資史料類の搬出作業が主になると思われます。 斎藤善之さんのメールアドレス ysaito@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp (斎藤善之さんからのレスキュー要請文です) 各位 斎藤善之 緊急レスキューへのご協力のお願い 1)対象 古川市の中心部を貫流する御絶川に面し、歌枕の名所「御絶橋」のたもとで造り酒屋を営んでいた「橋平酒造店」に残されている古文書、家財類です。 2)経緯 橋平酒造店は、このほど古川市まちづくりTMO(市役所・地元商店会などが出資した3セクのようなもの)の「にぎわいまちづくり」の核施設として再整備されることになり、来年6月のオープンにむけて急ピッチで「整備」されることになりました。この15日からは建築業者がはいって、建物(離れほか)のいくつかを取り壊し、残りは全面修復するとのことです。 3)現状 ところが現地をみたところ、思いがけず切迫した事態になっていることがわかりました。 当家は現在、最近までお住まいになっていた当主ご家族が引っ越しをされ、後かたづけの最中でした。ちなみに当家は、丸森の斎理屋敷を思わせるようなかなり広い敷地に、店・居宅・隠居所・土蔵数棟・醸造蔵2棟などの建物が現存しており、それぞれ立ち入って実見したところ、いずれの建物にも書籍、古文書、ならびに醸造用の道具、家具、什器、衣類がなお相当に(というか、ほとんど手つかずに近い状態で)残されていました。ちょうど搬出作業にかかっている最中でしたが、めぼしいもののみ持ち出しているようでした。またご当主の呼びかけにより、市立図書館の職員ならびに吉野作造記念館の館長らが、先日同家を訪れ、それぞれ古書ならびに文書のうち関心のあるものを搬出したようです。しかしなお帳簿類が各所に散見されたほか、古い衣類や什器類もほとんどが手つかずで、その保存方についてご当主ならびに関係者にお訊ねしたところ「正直もてあましており、何とかしたいとは思っているが、おそらく15日以後、建築業者が入れば、そのほとんどが片づけられる(廃棄される)のではないか」ということでした。つまり膨大な同家の文書や備品は、めぼしいものを各関係者が持ち出しつつあるものの、残る大半は廃棄される現状ということです。しかも解体・整理業者の作業が15日に迫っており、時間も切迫しています。まさに先に緊急レスキューを経験した「八百長」同様の事態といってよいでしょう。 4)作業 大まかな現状記録をとり、土蔵・居宅内の全ての備品・文書類を緊急に搬出することが求められています。この蔵出し作業に従事してくださる経験者(もちろん未経験者も歓迎)のご参加、ご協力をお願いします。 *参加してくださる方は、斎藤宛にメールなりでご連絡ください。 参加数や顔ぶれなどをみて、現地までの交通手段、集合時間などは、追って個別に連絡いたします。 なお本日撮影した画像ファイルを添付しました。ご覧ください。
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<宮城資料ネット事務局より>
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