地方史研究協議会では、このたび博物館についての指標を提案し、みなさまからの意見を募集しています。意見の提出締め切りは8月23日で、郵送もしくはファックスでうけつける、とのことです。詳しくは、下記URLをご覧下さい。
- http://chihoshi.jp/chihoushiundou.html
この指標は、基礎的自治体が設置した博物館・資料館を対象としています。既存の自治体の博物館・資料館にあって、当該館が現在どのような位置にあるのか、または新たに設置する際に、利用者である地域住民、地方史研究者などをはじめ、当該館の職員や設置者である自治体が、博物館・資料館のあり方を考え、より有益な館にしていくうえで指標として参考にしてもらうことを目的に作成・提示するものです。
基礎的自治体の博物館・資料館については、地域資料(モノ+文書+無形など)の収集保存や活用・公開及び地方史研究を行う拠点であり、そうした活動を基本に、展示、教育普及活動を通して、当該地域の日常や生活、風土、文化、歴史(政治、社会、経済)を、地域住民、そして後世に伝える使命と役割をもっていると考えています。このように基礎的自治体の博物館・資料館のあり方を考え次の指標(素案)を作成しています。
また、同会の会誌『地方史研究』369号(2014年6月号)でもこの指標に関する特集を行っています。あわせてご覧下さい。
シンポジウム 基礎的自治体の博物館・資料館の使命と役割2 ―「地方史研究協議会版 地域博物館指標」を考える―
- 地方史研究協議会博物館・資料館問題検討委員会 「「基礎的自治体の博物館・資料館の使命と役割2―「地方史研究協議会版 地域博物館指標を考える―」開催にあたって」
- 地方史研究協議会版 地域博物館指標(素案)
- 乾賢太郎「「地方史研究議会版 地域博物館指標(素案)」作成について」
- 萩谷良太「常設展示の更新と地域博物館の使命―展示改装事業から五年を経て―」
- 森昌俊「地方自治体と博物館―泉佐野市の事例から―」
- 小島道裕「「地方史研究議会版 地域博物館指標(素案)」についてのコメント」
- 秋山伸一「「地方史研究議会版 地域博物館指標(素案)」を読んで」
- 外山徹「シンポジウム「基礎的自治体の博物館・資料館の使命と役割2」参加記」
- 宮川充史「「地方史研究議会版 地域博物館指標」作成への期待」
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