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歴科協で水損WSを行ってきましたので、ご報告申上げます。

松下が2004年以降の風水害対応についての概説をお話しした後、
河野さんからは水損史料の処置(吸水紙による乾燥・真空凍結乾燥)について
お話ししていただき、その後は参加者全員で実習を行いました。
実習では和紙で作ったサンプル史料を水で濡らした後、
キッチンタオルで乾燥させました。
皆さんとても熱心に、またきれいに乾燥してくださいました。
あと、実際の汚損史料を持って行きましたので、
その臭いについても皆さんに嗅いでいただきました。
(くさくてすみませんでした)

一般向けとしては関東で初めての水損WS企画だったのですが、
雨の中にもかかわらず、40名を越える多くの方々にご参加いただきました。
台風9号の対応の最中ということもあり、
私たちの最新の活動状況についてもお知らせすることもできました。
ご参加いただいた皆さま、また
共催団体の歴史科学協議会と東京歴史科学研究会の皆さまにもお世話になりました。
ありがとうございました。

感想文はニュースレターでご紹介します。(ま)

■歴史科学協議会市民講座 水損史料修復ワークショップ

【日時】2009年9月12日(土)(13:30開場)14:00~17:00
【会場】早稲田大学早稲田キャンパス7号館319号教室(実習は321号教室に移動)

【内容】松下 正和(歴史資料ネットワーク副代表・神戸大学大学院人文学研究科特命講師)
    「歴史資料ネットワークによる被災史料の保全活動1995-2009」
    河野 未央(歴史資料ネットワーク運営委員・神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター研究員)
    「水損史料修復ワークショップ」
【参加費】無料
【主催】歴史資料ネットワーク/東京歴史科学研究会/歴史科学協議会