3月8日、西宮市大学交流センターで卒論報告会が行われました。
檜垣和志さん(大阪大学)「中世興福寺の大衆統制」
山田美佳さん(神戸大学)「明治末期新世界設立過程にみる大阪市政の動向」
森田順子さん(神戸大学)「大正期の地方鉄道敷設過程にみる地方政治状況-出石鉄道を事例に-」
参加者の方からの厳しくも本質をついた質問がたくさん飛び出し
報告者の皆さんは大変だったかもしれませんが、
大学のゼミの中だけでの議論とは違った緊張感や
現実社会の中で歴史を学ぶことの意義を感じる良い機会となったのではないでしょうか。
史料ネット活動との関連で言えば、森田さんのご報告が感慨深かったです(^^)
2004年台風23号の際に、私たち史料ネットは地元の教育委員会や地域史研究団体のみなさんと
一緒にレスキュー活動を行いました。
出石町での水損史料調査を一緒にしてくださった
但馬史研究会のメンバーのお宅を訪問する機会があり、出石鉄道の関係資料を見せていただきました。
森田さんが使っていた出石鉄道関連資料は、その方のお宅の資料でした。
水損史料の保全活動でのご縁が、卒論へとつながったことに
保全活動を行ってきた私もうれしくなりました。
今日の報告の中から『歴史と神戸』で紹介される論考が出てくることを楽しみにしています。
報告いただいた3名の方をはじめ、ご参加いただいた30名近くの皆様、
ありがとうございました。
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