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奥村先生と二人で新潟に報告に行ってきました。

■シンポジウム:文化財・歴史資料の保全-災害時の取り組み・日常時の取り組み
      ~2004年水害・地震から5年~
http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/article/271028749.html

以下、僕の感想です。奥村報告と僕の報告は毎度おなじみなので割愛します(^_^;)
○三井田忠明(元柏崎市立博物館)報告
 中越沖地震と中越地震の違い、
 「被災地の外の人が内の人を助ける」のと「内が動く」のとは違うという論点が印象的でした。
○本井晴信(新潟県立文書館)報告
 県の中でも立場の違いを認め合って、不足を補いあいながら活動することが
 大事というのはまさにその通りだと思いました。
○前嶋敏(新潟県立歴史博物館)報告
 文化財救済が復興業務に位置付いているのはうらやましく思いました。
 地域復興の活動例としての「山古志ふたたび」展もとても参考になりました。
○金垣孝二(長岡市立中央図書館文書資料室)報告
 「長岡市・文書資料室型」の成果と課題の指摘が報告されました。
 レスキュー史料の寄贈・寄託ケースが多いという話は私たちと似ているなと思いました。
 歴史資料所在確認調査や所蔵者向けの講演、古文書を読む会の交流会などの取り組みが参考になりました。
○山本幸俊(越佐歴史資料調査会)報告
 調査会の設立趣旨に、共同研究によって資料保存のネットワークを作ろうとすることが語られているのは重要だと思いました。
 あと、被災現場への配慮の必要性、
 被災地入りして史料の安否確認をする際に、「私とは何者か?」「活動の目的は?」「史料とは何か?」などの点を自問したとおっしゃっていたのが印象的でした。

県、市町、大学、調査会など
新潟ネットをとりまくの多様なつながりをかいま見ることができてよかったです。
なお、当日の模様は『災害と資料4』で詳しく紹介されることとなっています (ま)