山形文化遺産防災ネットワークによる『山形ネット通信』第1号が発行されました。
 
 
また、震災から1年たった3月11日(日)には、「山形文化遺産防災ネットワーク 2011年度報告会・研修会」が開催されます。
 
山形文化遺産防災ネットワーク 2011年度報告会・研修会
~次の1000年のために、次の1年のために~

3月26日、山形県立博物館講堂において山形文化遺産防災ネットワーク(通称:山形ネット)呼びかけによる緊急集会が開催されて以来、山形ではその後1年間にわたって、被災地の歴史資料保全の取り組みを多くの方々の参加、関係機関のご協力のもと、行ってきました。
この間には、様々なご支援やご協力があり、成功したこともあれば、また問題の発生や解決できなかった課題が生じました。歩みを労いとともに確認し、これからを見据えます。
今回の研修会は2部構成とし、午前中は、これまでの文化財救済活動に関する技術・実務的な検討・研修、午後は広く山形ネットの活動の報告、全国の支援や活動の様子を報告します。
私たち山形ネットは、ひとりひとりの暮らしや仕事の建て直しをはかりながら、同じ東北の仲間としてできることを、出来る範囲で取り組んでまいりました。311研修会から来年の311へ向けて、私たちは再び出発します。引き続く一年、皆さんの協力を必要としています。ご参集をお待ちしております。
日時 : 2012年3月11日(日)
午前の部 : 10:00~12:00
午後の部 : 13:00~16:00
場所 : 山形県立博物館講堂
内容 :
 【午前】
  ①被災直後の保全処理の課題
  ②クリーニング処理後の資料保存の課題
  ③資料所在調査の課題
 【午後】
  ①山形ネット活動の記録と報告(45分) 報告:山形ネット事務局
  ②東日本大震災の文化財救済活動の概要(1時間) 報告:松下正和氏(歴史資料ネットワーク・神戸)
  ③質疑・今後に向けての意見交換(1時間)
参加費 : 無料
申し込み : 電話・メール・葉書でお申し込みください。先着60名。
 メール : DQB00442◆nifty.com(◆→@)
 

山形ネットは、歴史資料を災害から守る取り組みをいている人・機関が集うネットワークです。会員制・会費制ではありません、関心をお持ちの方、活動を希望される方は、どなたでも参加できます。是非ご参加ください。
※「山形文化遺産防災ネットワーク発足宣言」(2008年1月25日)
http://yamagatabunkaisan.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/2008125-4ea7.html