アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会では第112回研究会として「東日本大震災津波被災文書の保存処理―関西における取り組み―」を開催するとのことです。
- 「東日本大震災津波被災文書の保存処理―関西における取り組み―」
保存科学研究を専門とされる西山要一氏は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震・大津波の直後、奈良大学保存科学研究室を中心とする「東日本大震災被災文書・図書・公文書等保存修復グループ」を組織され、その中心的役割を担っておられます。これまでに東京修復保存センター(坂本勇氏)と共同で、盛岡地方法務局大船渡出張所と仙台法務局気仙沼支局の被災公文書5,100冊、奈良大学独自に安養山西光寺(南三陸町歌津)の被災古文書類1,500冊の保存修復作業に取り組んでこられました。
今回の研究会では、奈良大学で取り組まれている津波被災文書の保存処理に ついて具体的にご報告いただくとともに、実際の保存処理作業と奈良大学博物館の施設・機能を見学させていただく予定です。奮ってご参加ください。
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