神戸大の三村さんよりお知らせいただきました。
震災資料に関する研究会です。ふるってご参加下さい。(い)
■第11回地域歴史資料学研究会
「震災資料の現状と課題」
・日時:2011年9月21日(水)10時00分~12時30分
・場所:神戸大学大学院人文学研究科A棟1F・学生ホール
・報告:
大場 利康氏 (国立国会図書館関西館)
「東日本大震災とデジタルアーカイブ(仮)」
佐々木和子氏(神戸大学地域連携推進室)
「阪神淡路大震災における震災資料」
板垣 貴志氏(神戸大学大学院人文学研究科)
「神戸市震災関連行政文書の整理について」
【ご案内】
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、人々の歴史や記憶にかかわるものを
守ろうとするさまざまな動きを呼び起こしました。直後の捜索活動にあたった自
衛隊員が写真や位牌などを収拾したこと、自治体職員が避難所で被災した写真を
一つ一つ水できれいに洗い、乾かし、遺族に渡したという作業、津波で土砂をか
ぶった地蔵を住民が掘りだし、それを高台に安置したこと。
また、被災した資料や文化財を救出する活動として、震災直後から各地史料ネッ
ト、saveMLAKなどが展開しました。また、4月1日には文化庁の働きかけを契機に
国立文化財機構はじめ幾多の文化財・美術関係団体が被災文化財等救援委員会を
立ち上げました。
これらの動きは、過去の記憶や歴史文化を伝える資料や文化財が、わたしたちの
社会を形づくってきたという意識に支えられたからこそ、起こったものです。震
災にかかわるあらゆる資料を守りながら、それを「震災資料」としてどのように
伝え、生かしていくかもまた、大きな課題といえます。
今回の研究会では、東日本大震災をうけて、震災の記録や記憶にかかわる「震災
資料」をめぐる今日的な状況と問題を議論できればと考えています。みなさまの
ご参加をお待ちしております。
・主催:
科学研究費補助金基盤研究(S)
「大規模自然災害時の史料保全論を基礎とした地域歴史資料学の構築」
〔研究代表者:奥村弘〕研究グループ
・協力: 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター、
阪神・淡路大震災資料の保存・活用に関する研究会
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- 兵庫
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