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■2009年度 神奈川大学非文字資料研究センター 第1回公開研究会
震災復興期における都市の文化変容 -モダン文化の諸相と震災の記憶-

開催趣旨
 関東大震災の後、復興の過程で大きな文化変容が起こりました。尖端的なモダン文化が都市の風景を変貌させ、文化住宅や同潤会アパートが人々にすまい方の近代的モデルを提供しました。その一方、この時期は、震災の記憶がいまだ生々しく、復興を遂げた新たな時代への期待とともに、失われたものへの追憶が入り混じった時期でもありました。今回の公開ワークショップでは、1920-30年代の都市のモダン文化と震災の記憶との関係について、非文字資料に焦点をあてて考えることで、新たな歴史像の構築を目指します。

日  程:2009年7月18日(土)14:00~17:00
会  場:神奈川大学 横浜キャンパス 1号館308-1
主  催:神奈川大学 日本常民文化研究所 非文字資料研究センター
参 加 費:無 料

プログラム
14:00 開会挨拶:大里浩秋(神奈川大学非文字資料研究センター主任研究員)
14:05 趣旨説明
14:10 報告①:千葉真智子(岡崎市美術博物館学芸員)
        「関東大震災後の商業美術と都市の風景」
14:40 報告②:内田青蔵(神奈川大学工学部教授)
        「モダン建築の出現-RC構造アパートメントハウスを中心に」
15:10 報告③:高野宏康(神奈川大学非文字資料研究センター研究協力者)
        「復興記念館の誕生-震災の記憶のゆくえ」
  休憩(15:40~15:55) 
15:55 ディスカッション
  司会・進行:川西崇行(早稲田大学講師)
16:55 閉会挨拶:北原糸子(神奈川大学非文字資料研究センター主任研究員)
17:00 閉会
 
◇◆問い合わせ先◆◇横浜市神奈川区六角橋3-27-1 神奈川大学
 日本常民文化研究所 非文字資料研究センター事務室
 Tel. 045-481-5661(内線3532)  Fax 045-461-0659