ふくしま歴史資料保存ネットワークと、公益財団法人福島県文化振興財団の共催により、
「懇話会 ふくしま再生と歴史・文化遺産2015」が開催されます。
入場無料、事前申し込みは不要とのことです。
奮ってご参加ください。詳細はコチラ。
2011年3月11日の東日本大震災による被災と原発事故以後、福島県では県・自治体・大学・文化財関係諸機関等による歴史・文化遺産の保全にとりくむ活動が、国や県外の専門機関・各種団体等の支援を得て続けられてきました。2010年11月に発足したふくしま歴史資料保存ネットワーク(略称:ふくしま史料ネット)も、文化財の保護・教育を担う機関と有志ボランティアの連携体として、歴史資料の救出活動を中心に活動を続けてきました。
ふくしま史料ネットの発足目的は、地域の歴史と風土を伝える資料を護り、後世に伝えたいと願う有志が集い、助け合う場をつくるところにありました。それは、文化財の専門家だけのものではなく、自治体関係者、地元で活動する郷土史家、歴史や文化に関心をもつ学生をはじめ、広く一般市民に基盤をおいたネットワークづくりをめざすものでありました。その目標に到達せぬまま東日本大震災を迎えてしまいましたが、まもなく震災後4年を迎えるにあたり、その原点に立ち返るべく、懇話会を開催することといたしました。
この懇話会では、被災地の歴史・文化遺産の保護にとりくむさまざまな分野の方々のお話をお聞きし、その現状と課題、悩み、希望などを参加者全員で共有したいと思います。今回は文献、考古、民俗、自然史の分野からの報告を用意しましたが、今後は美術、建築物、地名などできるだけ幅広い分野からの報告をいただき、あわせて自治体、図書館、博物館、美術館などの諸機関や、地元で活動される郷土史研究会、町内会などとの連携ならびに情報共有なども模索していきたいと考えています。
懇話会は、どなたでもご参加いただけます。歴史・文化遺産の保全と継承を欠いたままの復興は、真の復興とは呼べません。ふくしま再生を願う多くの皆様のご来場をお待ちしています。
日時:2015年1月25日(日)13:00~16:30
場所:福島県文化センター2階会議室
主催:ふくしま歴史資料保存ネットワーク事務局
共催:公益財団法人福島県文化振興財団
後援:福島県教育委員会、福島県史学会、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、福島民報社、福島民友新聞社
※入場無料、事前申し込み等は不要
日程(予定)
12:30 受付開始 ※福島大学生による史料の記録撮影の実演を行います。
13:00 開 会
13:05 報告1「文書資料保全の経緯と現状(仮題)」阿部浩一
13:30 報告2「考古資料の保護活動と課題(仮題)」菊地芳朗
13:55 小休憩
14:00 報告3「無形の文化財の保護活動(仮題)」懸田弘訓
14:25 報告4「植物史資料の保全と現状(仮題)」黒沢高秀
14:50 休憩 ※福島大学生による史料の記録撮影の実演を行います。
15:10 情報交換・ディスカッション 司会 本間宏
16:30 閉 会
お問い合わせ:ふくしま史料ネット事務局shiryo-net[at]ipc.fukushima-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
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