2014年1月5日(日)~17日(金)に開催される「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2014」に関連して、震災資料に関わる下記のイベントが開催されます。
本会からは事務局長の川内淳史が参加いたします。
入場無料、事前の申し込みは不要です。ぜひ足をお運びください。
- 日時:2014年1月13日(月・祝)13時~14時30分
- 会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
- トークセッション
- 川内 淳史(関西学院大学講師)
- 柴田 和子(龍谷大学講師)
- 佐々木 和子・季村 敏夫(震災・まちのアーカイブ)
加川広重の巨大絵画は、東日本大震災からインスピレーションを得て描かれた、類例のない大きな作品(5.4m×16.4m)です。この作品には宮城生まれの加川自身が被災者として震災に出会い、そこからしか生み出しえない根源的な力があり、あらゆる人に震災がもたらしたものを、時間と場所を超えて、一瞬にフラッシュバックさせるのです。
本活動は、この加川広重の巨大絵画を、同じ被災地である東北と神戸で展示することにより、神戸市民をはじめ、震災を体験した人々がまざまざと当時の記憶を呼び起こし、またこの作品に出会うことでより多くの人々が、今、被災地で困難な状況にある人たちへの思いを真剣に共有できる場をつくっていこうとするものです。それは、まさに東北と神戸を繋ぐアートの力であり、震災が忘れ去られていくことを許さず、単なる芸術作品の鑑賞から行動へと、今、あなたは何をすべきなのかを、人々に問いかけ、駆り立てていく、重要な意味を持っています。同時に、東日本大震災にとって福島原発は容易に解決できない課題であり、福島県立博物館館長である赤坂憲雄氏を迎え、この巨大絵画のある空間で、原発が抱える課題や福島の復興、そこから見えてくる日本の課題を、多くの人々、とりわけ若い学生たちとともに考えていくための機会も創出します。
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