歴史資料ネットワーク事務局です。史料ネットでは、「被災資料の取り扱いを学ぶ―災害時の初動から保全まで―」と題する連続ワークショップを2023年9月より順次開催してきました。12月2日に開催した第4回目のワークショップをもって、今年度の全日程が終了しました。

本企画は「資料保全ボランティア」メーリングリストに登録されている方を対象に、2021年に実施したアンケートの結果をもとに企画されたものです。講師の松下正和さんには被災資料の取り扱いに関して、副題に「災害時の初動から保全まで」とある通り、発災後のレスキューから最終的な資料の返却に至るまでの経過を意識して、各回の座学と実習を構成していただきました。4日間の日程で、のべ26名の方にご参加いただきました(委員を除く)。参加者の皆さまに御礼申し上げます。

この度、参加者の方がワークショップに参加された記録を、活版印刷に関わるメーカーやクリエイター、図書館員の方が活動されているウェブサイト「活版印刷研究所」に執筆されました。ご本人の許諾を得て、下記にリンクを掲載します。ほかにも書籍の修復や、図書館資料に関する催しなどを幅広く紹介されていますので、関心をお持ちの皆さまはぜひご覧ください。