このたび、クバプロより『動産文化財救出マニュアル』が出版されました。歴史資料ネットワークの活動についても奥村弘氏・松下正和氏が執筆されています。ぜひご覧下さい。詳細は下記をご覧下さい。
http://www.kuba.co.jp/syoseki/detail.php?no=3278
目次
内容紹介
写真,アルバム,ランドセルから油絵,掛け軸,日本刀など約250品目を対象に,災害時の発見状況,緊急避難法,応急手当などを初めて詳しく解説。
「災害救済・修復支援ボランティアの健康管理マニュアル」付き
ボランティア必携書目次
第1章 序 論 大規模自然災害からなにを救出し、なにを守り伝えていくべきか1-1 はじめに
1-2 民家の土蔵などから救出される日常生活用品および文化財とその取扱い 内田 俊秀
1-3 行政組織の災害対応 森田 稔 内田 俊秀
1-4 東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)について 建石 徹
1-5 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)被災文化財に対する文化庁の取組 内田 俊秀
1-6 災害発生時、救出作業を開始する前に 松下 正和第2章 大切な品々・日常生活用品・民俗資料などの救出と修理
2-1 写 真(比較的新しいもの)
2-2 衣服、帽子、風呂敷、のれん、小物入れ、大漁旗、幟旗
2-3 布団、ぬいぐるみ、綿入れ 2-4 本、ノート、雑誌、画集
2-5 掛け軸、屏風、凧、扇子、提灯 2-6 人 形
2-7 ランドセル、バッグ、財布、革靴 2-8 仏壇、位牌、仏具
2-9 将棋盤・駒、こけし、木の置物 2-10 皿、花瓶、ランプ、グラス、トンボ玉
2-11 ブローチ、ネックレス、指輪、細工品 2-12 鏡、鏡台
2-13 瀬戸物、茶碗、花器、壺・甕、火鉢、食器 2-14 素焼きの人形、土鈴、土鍋
2-15 鋳物、文鎮、釡、置物、風鈴、ブックエンド 2-16 硯、鉱石見本、碁石、化石、置物
2-17 竹製品(花入れ、箕、扇子、籠、ざる)
2-18 曲げ物製品(曲げわっぱなど)、弁当箱、茶道具、柄杓
2-19 箪笥、家具、テーブル、机、椅子、長持、盆 2-20 笛、太鼓、楽器
2-21 三味線、琴 2-22 三輪車、自転車、玩具 2-23 藁製品(藁人形、わらじ、蓑、畳、ゴザ)
2-24 紙子、張子、塗傘 2-25 石臼、燈籠 2-26 臼、杵、木製品 2-27 ケズリカケ、白木の櫛
2-28 桶、樽 2-29 菅笠、行李、籐椅子、家具 2-30 看板、盆
2-31 獅子頭、人形、面 2-32 農耕具、大工道具、包丁 2-33 津波をかぶった昆虫標本の修復番外編1 宮城資料ネットの歴史資料保全活動 佐藤 大介
番外編2 山口県防府市における市指定木造彫刻文化財の救出事例 羽鳥 幸一
番外編3 京都市 長楽寺の火災と救出作業 岡 泰央
番外編4 新潟県中越地震で被災した仏像の救出、そして修復、返却と報告会 内田 俊秀
番外編5 平常時に簡単に行える災害への備え-まず記録をとる- 高橋 利明
番外編6 地震災害時に見聞きしたことなど 高橋 利明
番外編7 海外との技術交流や支援 内田 俊秀第3章 美術工芸品・歴史資料・文化財などの救出と修理
3-1 和紙でつくられた資料、古文書、手紙、文書史料
3-2 絵画や書跡の災害からの救出 3-3 掛け軸、巻子 3-4 襖障子、屏風
3-5 障壁画 3-6 仏像、木彫 3-7 漆工品(加飾なし)、彫漆、沈金など
3-8 螺鈿漆器、蒔絵漆器 3-9 小袖、能装束、狩衣、陣羽織、幡
3-10 土中から発見された金属製品、銅銭、古美術品など
3-11 発掘された土器・陶磁器(焼物)・埴輪 3-12 保存処理された出土木製品
3-13 絵 馬(板絵、看板) 3-14 写 真(プリント) 3-15 油彩画
3-16 水彩画、スケッチ 3-17 琥珀製品、数珠 3-18 鼈 甲 3-19 日本刀第4章 大規模自然災害から大切な品々・文化財を守るために
4-1 大規模自然災害時に歴史文化関係者はなにができるのか 歴史資料ネットワークの活動から考える 奥村 弘
4-2 歴史資料ネットワークの取組にみる資料救済事業 松下 正和
4-3 平常時における減災対策の重要性 村上 隆
4-4 大規模激甚災害における被災文化財救出の流れ 村上 隆付記 災害救済・修復支援ボランティアの健康管理マニュアル
おわりに
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