神戸大学大学院文学研究科地域連携センターでは、このたびセンター設立10周年を記念し『「地域歴史遺産」の可能性』を刊行されました。これまでのセンターの取り組みについて、今後取り組むべき課題も含めてまとめられたものです。発行元は岩田書院さんです(いつもご支援ありがとうございます)。ぜひご覧下さい。
目次
- 奥村 弘「地域歴史遺産という可能性─豊かな地域歴史文化の形成のために─」
- 第Ⅰ部 地域社会の変容と「地域歴史遺産」
- 三村 昌司「地域歴史資料学の構築にむけて」
- 岡田 知弘「市町村合併の現状と課題」
- 古市 晃「地域社会における歴史系博物館の役割」
- 村井 良介「自治体史編纂事業の役割を考える」
- 添田 仁「戦後郷土史のなかの地域歴史遺産─生野町史談会の挑戦」
- 第Ⅱ部 「地域歴史資料学」の広がり
- 坂江 渉「災害と地域歴史資料」
- 河野 未央「風水害からの歴史資料保全」
- 佐々木和子「現代資料論─震災アーカイブ構想をてがかりに」
- 佐々木和子「地域歴史遺産としての公文書」
- 大津留 厚「地域の中の世界史」
- 石川 道子「地域における伝統企業の史料と活用」
- 森田 竜雄「地域博物館の展示─武井報效会百耕資料館の展示を題材に」
- 木村 修二「地域文献資料の活用」
- 第Ⅲ部 「地域歴史遺産」「地域歴史資料学」を担う人びと
- 大国 正美「「在野のアーキビスト」論と地域歴史遺産」
- 松下 正和「市民とともに伝える地域の歴史文化─兵庫県丹波市での取り組み─」
- 大槻 守「住民と協働した自治体史の編纂─香寺町史の場合」
- 大村 敬通「地域博物館の地域における活動」
- 辻川 敦「地域文書館論」
- 河島 真「地域歴史遺産の保全・活用における中学・高校教員の役割」
- 坂江 渉「地域の歴史文化と大学の役割─地域連携センターの取り組み」
- 坂江渉・村井良介「地域歴史文化を保全・継承できる人材の育成」
- 市沢 哲「地域歴史遺産と地域連携活動」
- [コラム]
- 村上 岳「市町村合併と史料保全」
- 印藤 昭一「自治体史編さんの果実と「その後」」
- 飯澤 文夫「郷土史団体の現在」
- 藤田 裕嗣「絵図・地図を考える」
- 善見 壽男「尼崎市富松のまちづくり」
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