神戸大学地域連携センターからのお知らせです。

以下の要領で、当会が保全活動にかかわった長濱家文書に関する展覧会が開催されます。ぜひご観覧ください。

「災害をのりこえた地域歴史遺産 葺合・脇濱の歴史と長濱家文書」

神戸大空襲と阪神・淡路大震災。神戸を代表する二つの大災害をくぐりぬけてきた古文書があります。それが長濱家文書です。長濱家は、摂津国菟原郡脇濱(わきのはま)村(現、神戸市中央区脇浜町)に居をかまえ、江戸末期には「播磨屋」という屋号で商売をし、明治期以降は村役人もつとめた家です。とくに2代目・長濱禮蔵(1869-1927)は、神戸市議会議員をつとめ、神戸実業銀行の設立など地元経済の発展にも尽力しました。

同家に引き継がれてきた古文書には、脇濱をとりまく地域の人びとが育んできた歴史が文化が色濃く刻まれています。二度の災害をのりこえた長濱家文書が現代に伝えてくれる、ふるきよき葺合・脇濱の風景を地元のみなさまに見てもらおうと、大学院生・大学生が中心となって準備をしました。観覧無料ですので、お誘いあわせの上、ぜひともご見学いただければと思います。

  • 会場:コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)4階 展示室5
    • 神戸市中央区吾妻通4丁目1-6
    • 阪神電鉄「春日野道」駅西口より徒歩3分
  • 期間:2012年8月4日(土)~8月11日(土)
  • 時間:午前10時~午後4時
  • 主催:神戸大学文学部日本史学研究室・神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター
  • 協力:神戸市文書館、歴史資料ネットワーク
  • お問い合わせ:神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター(添田仁)
  • ※観覧無料
  • チラシ