みなさま、今年度の歴史資料ネットワークの総会シンポジウムを下記の要領で開催することになりました。参加申し込みは不要で、どなたでもご参加いただけます。多くの方のご参加をお待ちしております。
※なお、当日10:00より同じ会場で総会を行います。会員の皆様には、後日議案をお送りいたします。
総会シンポジウム「被災資料整理ボランティアのあり方を考える」
歴史資料ネットワークは、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の資料の整理を、市民ボランティアを募集して継続しています。22年前の阪神・淡路大震災で被災した史料を救済するために結成した史料ネットですが、県外資料の整理を「市民ボランティアを募集して定期的に継続して」行うのは初めての試みです。これまでの突発的な資料レスキューや他の資史料ネットへの支援と違い、新たな活動領域へ一歩を踏み出したことになります。
ボランティアによる資料整理作業はどうあるべきか。この作業を今後も続けるために、各地の資料整理作業で培われたノウハウを共有する必要があります。被災資料救出の組織づくりが全国的に拡大する中、資料整理をめぐる問題は必ずわき起こってくるでしょう。その時の一つの導きになるよう、資料整理作業ボランティアのあり方を考えます。
なお、本シンポジウムに先立って、熊本地震被災地での資料保全活動についても、あわせて特別報告を行います。皆様の参加をお待ちしております。
- 日時 2017年7月9日(日)13:00-17:00(開場12:30)
- 資料代 500円(会員は無料)
- 内容
- 特別報告:永野弘明「熊本地震被災歴史資料保全活動の現状について」(仮)
- 報告:高橋由美子(十日町市教育委員会)「市民参加による資料整理 -十日町市古文書整理ボランティア10年のあゆみ-」
- 小野塚航一(史料ネット)「大船渡被災資料整理作業に携わって考えたこと」
- 河野未央・城戸八千代(尼崎市立地域研究史料館)「ボランティアとの協働~尼崎市立地域研究史料館の実践について~」
- 会場 神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワー8F)
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