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歴史資料ネットワークとは?

 歴史資料ネットワークは、1995年2月4日、関西に拠点を置く大阪歴史学会、日本史研究会、大阪歴史科学協議会、京都民科歴史部会、神戸大学史学研究会、神戸女子大史学会などの歴史学会を中心に、阪神大震災で被災した歴史資料保全のために歴史資料保全情報ネットワークとして開設されました(1996年4月に歴史資料ネットワークと改称)。
 若手を中心に大学教員や院生・学生、史料保存機関職員、地域の歴史研究者などがボランティアとして参加する団体で、神戸大学文学部地域連携センター内に事務局を置いています。(2002年5月改組後の正式名称も「歴史資料ネットワーク」)

■事務局年表

  • 1995.2.4
    神戸大学文学部奥村弘氏・大阪歴史科学協議会・大阪歴史学会・日本史研究会各担当者が尼崎市立地域研究史料館を訪問・協議
    阪神大震災対策歴史学会連絡会の結成と史料館内への情報センター設置を確認
    (後日、京都民科歴史部会・歴史学研究会も連絡会に参加)
  • 1995.2.13
    尼崎市立地域研究史料館内に歴史資料保全情報ネットワーク(略称史料ネット)開設
    ボランティアの常駐ならびに情報提供・依頼・相談の受付を開始
  • 1995.4.10
    神戸大学文学部内に、史料ネット神戸センターを開設
    (95.6.9より尼崎市立地域研究史料館からセンター機能を移転)
  • 1995.6.19
    神戸市文書館内に史料ネット神戸分室開設、被災史料調査について文書館と連携開始(〜95.10)
  • 1996.4
    ボランティア組織として歴史資料ネットワーク(略称史料ネット)に改組
  • 2002.5.26
    歴史資料ネットワーク改組、会員制に移行。

■「歴史資料ネットワークについての申し合わせ(2002.2.20運営委員会修正案)」から

1 名称と組織の性格

本組織は歴史資料ネットワークと称する。 歴史資料ネットワークは、広範な学会の連携と積極的に活動に参加するボランティアからなる組織であり、広範な歴史学会と様々な市民が持続的に協力しながら、歴史資料保全と社会におけるその活用を実践的に進めていくボランティア組織とする。

2 活動内容

本組織の活動内容は以下の6点とする。
(1)阪神・淡路大震災後の保全歴史資料の保存と活用
(2)阪神・淡路大震災の資料・記録の保存と活用
(3)被災地を中心とする市民の歴史研究活動の援助
(4)大規模自然災害についての史料保全・歴史研究についての提言
(5)大規模自然災害の際の歴史学会の史料保全活動の暫定的なセンター的役割
(6)市民社会の中での歴史資料のあり方についての研究

3 組織の構成

歴史資料ネットワークは学会会員・個人会員から構成する。 歴史資料ネットワーク参加学会は、学会会員として歴史資料ネットワークの運営を学会の性格に応じて担う。 歴史資料ネットワークの申し合わせ事項を認め所定の会費を納入し、歴史資料ネットワークの運営を担う個人を個人会員とする。 歴史資料ネットワークの活動を様々な形で支援する個人・団体をサポーターとする。

4 総 会

学会会員および個人会員により、総会を行う。総会は毎年一度開催する。ただし運営委員会が必要と認めた場合、臨時総会を開くことがある。 総会は、歴史資料ネットワークの目的にそった年間活動と予算決算を決定する。 総会は、学会選出以外の運営委員および、会計監査委員を選出する。

5 役 員

歴史資料ネットワークに運営委員と会計監査委員を置く。 運営委員は、各学会からの委員、および総会で選出する委員からなる。 運営委員は、運営委員会を組織し、歴史資料ネットワークの日常の運営に当たる。 運営委員会は、代表委員を選出し、代表委員は本会を代表する。 運営委員会は、運営に必要な実務のために、事務局長、事務局員を選出する。 会計監査委員は2名とする。会計監査委員は運営委員を兼ねることはできない。 各役員の任期は原則一年とし、再任をさまたげない。

6 事務局

歴史資料ネットワークの事務局は、神戸大学文学部内に置く。

7 会 費

学会会員  学会財政の1/2,000を基本に各学会で決定する。
個人会員  5,000円 なお学生大学院生の個人会員は、2,500円とする。

8 サポーターの協賛金

サポーターの協賛金は、3,000円とする。


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