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史料ネットが活動に取り組むなか、古文書や民具といった被災歴史資料の保全のみならず、震災と歴史・文化をめぐってさまざまな課題が問われており、それぞれの分野について専門家やボランティアよる取り組みがあることがあきらかになってきました。そして、被災地復興のなかで、地域の歴史や文化にも配慮した住民本位のまちづくりを進めるのか、復興に名を借りた新たな開発を進めるのかが鋭く問われることとなりました。
そこで、復興と歴史・文化をめぐるさまざまな分野からの報告と提言をいただき、市民とともに現状と課題、あるべき街づくりについて考えていく場として、「歴史と文化をいかす街づくりシンポジウム」を2回にわたって開催しました。このシンポジウムの報告者・コメンテーターには、いずれも交通費程度しかお渡ししておらず、ボランティアとしてご協力をいただいています。 |