■大学コンソーシアムひょうご神戸 社会連携助成事業
  ~平常時・災害時における歴史資料の保全・修復ができる人材の育成事業
 「歴史資料の保全-水害被災地からの提言-」のご案内
 
・主催:文化財系大学フォーラムひょうご(神戸大学・関西学院大学・大手前大学)
・共催:神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター・大手前大学史学研究所
・後援:歴史資料ネットワーク・文化財保存修復学会・日本文化財科学会・歴史学と博物館のあり方を考える会

・開催趣旨:
 兵庫県北部などを襲った平成17年10月の台風23号水害、兵庫県西部に大きな被害が出た平成21年8月の台風9号水害、現在でも鹿児島県奄美地域で復興が進む平成22年10月の豪雨被害など、近年相次いで水害が発生しています。
 水害において、人的・物的被害をいかに防いでいくのか課題であることはいうまでもありません。それに加えて、多くの文化財が破損し、また被災した歴史資料が廃棄されていく現実をも、歴史文化遺産を研究する者として見過ごすわけにはいきません。
 私たち文化財系大学フォーラムひょうごでは、水損歴史資料の保全・修復に関する基礎を学べるワークショップを市民や学生向けに開催し、知識の普及に尽力してきました。今回はワークショップにあわせて全国各地の災害における取り組みの一端をご紹介し、この問題についてみなさまと考える機会をもちたいと思います。
・期日:平成23年3月7日(月) ワークショップ10:00~ フォーラム13:00~
☆参加費無料
・会場:大阪歴史博物館 第1研修室(大阪市中央区大手前4-1-32)
・内容:
【第1部】10:00~12:00 水損歴史資料ワークショップ
(水損史料の応急的救出法についての講義・実習)
松下正和(神戸大学)・河野未央(神戸大学)
【第2部】
13:00~17:00 フォーラム 「水没した歴史資料の救出と保全―平成21年佐用・平成22年奄美の教訓―」
13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:55 佐用の事例:
佐用町教育委員会 室長補佐 藤木 透 氏
14:00-14:45 奄美の事例:
奄美市博物館 主任学芸員 久 伸博氏
15:00-15:45 コメント:前田徹氏(兵庫県立歴史博物館)・原野耕三氏(原野農芸博物館)・日高真吾氏(国立民族学博物館)
15:50-16:45 討論
 
【申込み・お問い合わせ先】
 大手前大学史学研究所連携担当(魚津)まで下記要領でお申込み下さい。
FAX 0798-32-5045 受付用E-mail oteshigaku@gmail.com
※下記事項があれば任意様式で可
 参加はワークショップとフォーラムorワークショップのみorフォーラムのみか、
 ご氏名、ご所属、連絡先(E-mail可)を明記の上、FAXかメールでお申し込みください。
 しめきり:3月2日(水)ただし先着順です。