歴史資料ネットワークでは、来る12月3日(土)に下記の要領で「古文書から地域の歴史を紡ぐ―岡本家文書の今までとこれから―」と題するシンポジウムを開催いたします。参加には事前にお申し込みが必要です(定員30名)。みなさまのご来場をお待ちしております。

開催趣旨

岡本家文書は、戦後の近世史研究において、阪神間の地域史像をむすぶうえでのもっとも基礎的な史料のひとつであり、西宮市史や尼崎市史でも利用されてきました。
阪神・淡路大震災後には、同文書のレスキューを通じて、近現代資料も含めた資料群の全容が明らかになりました。それとともに、震災を機に始まった市民による地域の歴史を学ぶ活動のひとつである「岡本家大庄屋日記研究会」は25年にわたり活動を続け、同文書を深く読み込んできました。
また近年では、大庄屋日記のデジタル画像が「にしのみやデジタルアーカイブ」で公開されて新しい利用の機会が広がり、若い世代による研究利用へもつながっています
このような岡本家文書の新しい活用が広がるいま、さまざまなかたちで岡本家文書に関わった人たちの話を聞き、これからの可能性を考える場とします。

日時・会場

日時:12月3日(土) 13:30~16:00(13:00開場) ※予定
会場:西宮市教育文化センター

報告者・プログラム

大国正美氏(歴史資料ネットワーク)
 「市民が結実させた岡本家大庄屋日記研究会」
インタビュー:岡本家大庄屋日記研究会の活動について
 岸添和義さん、仲井真喜子さん(旧・岡本家大庄屋日記研究会会員)
 聞き手:河野未央氏(歴史資料ネットワーク個人運営委員)
中谷真悠香氏(西宮市立郷土資料館)
高野那菜氏(京都女子大学大学院)
 「明和六年尼崎藩領上知による支配機構の変化とその影響—大庄屋組の改編を中心に—」
志村洋氏(関西学院大学)
※タイムテーブルの詳細、ご報告タイトルにつきましては順次更新する予定です。

主催

歴史資料ネットワーク

協力

西宮市立郷土資料館

お申し込み方法

下記申し込みフォームに必要事項を記入してお申し込みください。(定員30名)
https://forms.gle/kw6kfADb2vwLywnt6