宮城県の亘理町立郷土資料館では、企画展「江戸清吉コレクション~近代文学・美術作品の宝蔵~」を開催中です。
今回展示されている江戸家資料は、東日本大震災によって被災し、宮城資料ネットなどによってレスキューされ、現在は同館で保管されているものです。
東日本大震災のレスキュー資料の活用事例のひとつとしても注目されます。
詳細は同館のホームページをご覧ください。http://www.town.watari.miyagi.jp/index.cfm/32,30783,188,html

江戸清吉コレクションとは、荒浜村(現在の亘理町荒浜)の豪商であった江戸家の4代江戸清吉氏が収集した資料のことです。収集された資料は、原稿や手紙、絵画など種類が豊富で、明治から昭和にかけて活躍した作家、芸術家、思想家など幅広く集められているのが特徴です。

江戸清吉コレクションは江戸家で大切に保管されていましたが、東日本大震災によって被災し、貴重な資料も大きな被害を受けました。資料は文化財レスキュー活動によって救出され、現在は郷土資料館で保管しています。

郷土資料館では、資料の整理を進め何点かの作品には修復作業を施しました。また、大学、研究機関と連携し、研究活動も続けています。

震災から5年が経過し、資料の概要も徐々に明らかになり、整理作業もひと段落したことから、コレクションの中でも特に貴重な資料を公開いたします。 この機会にぜひお越しください。

  • 展示期間
    平成28年9月17日(土曜日)から11月27日(日曜日)まで
    休館日:毎週月曜日、毎月最終金曜日
    ※企画展開催期間中の祝日は開館いたします(敬老の日と体育の日は月曜日なので休館)。
  • 開館時間
    午前9時から午後4時30分まで ※ 入館は午後4時まで
  • 会場
    郷土資料館 企画展示室(悠里館1階)
  • 観覧料
    企画展のみ観覧:200円(150円)
    常設展のみ観覧:200円(150円)
    企画・常設展観覧:300円(220円)
    ※(  )内の料金は、20人以上の団体。
    ※企画展期間中、高校生以下は無料。