宮城資料ネット発行の『宮城資料ネット・ニュース』156号です。

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宮城資料ネット・ニュース156号(2011年12月22日)
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東日本大震災 被災歴史資料レスキュー
ボランティアご協力への御礼
2012年1月からの活動について
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■2011年歴史資料レスキュー
宮城資料ネット事務局佐藤大介です。宮城資料ネットによる東日本大震災の被災資料レスキューは、今日12月22日時点で現地調査77回、現場でのレスキュー41回となりました。レスキューした資料点数は概算で約2万点です。
仙台市にある事務局でのボランティアも、5月以降月曜日から金曜日の平日5日間実施してきました。参加者は延べ600名を超えております。多くの方々のご支援に改めて心より御礼申し上げます。
■2012年1月ボランティアについて
◇事務局ボランティア
多くの方々のご協力をもちまして、仙台市の事務局で保管している分の被災資料については、応急処置が一定度のめどが立ちつつあります。
そこで2012年1月の事務局ボランティア募集は、一時中断させていただきます。
あしからずご了承ください。なお、すでに個別に申込をされている方につきましては、この限りではございません。
なお、真空凍結乾燥処置などのため他地域に移送している被災資料が相当数あります。これらの応急処理についてボランティアが必要となった場合には、改めて募集いたします。その際はご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
◇被災地でのレスキュー
2012年1月以降も、被災した土蔵などからの搬出など、現地での活動がある場合には、ニュース配信者の方々にメールにてご案内いたします。
現状ですが、事務局が見聞した範囲では、沿岸部の被災地では被災建物の解体が一定度進行する一方、内陸部については業者による解体(および修復)が、人員不足で手が回っていない状況にあるようです。現時点で、事務局には内陸部の所蔵者から、被災にともなう確認調査の依頼が寄せられています。
このような状況から、事務局では2012年1月以降も、特に内陸部被災地での建物解体などに伴う歴史資料レスキューが増えるという前提で対応を続けております。
東日本大震災での被災資料レスキューはまだその途上にあります。2012年も引き続き多くの方のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。