2月19日(日)和歌山大学まちかどサテライトで、
公開フォーラム「地震・津波・洪水と文化財―台風12号被災歴史資料保全活動の経験から―」
が開催され、史料ネットからは奥村と松下が、報告およびワークショップを担当しました(よ)
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公開フォーラム
「地震・津波・洪水と文化財―台風12号被災歴史資料保全活動の経験から―」
2012年2月19日(日)@和歌山大学まちかどサテライト
主催:和歌山大学紀州経済史文化史研究所、歴史資料保全ネットわかやま
後援:和歌山大学防災研究教育センター
 
開会のことば(上村雅洋氏)
ごあいさつ(山本健慈氏・植地篤延氏)
趣旨説明(藤本清二郎氏)
 
○報告
蘇理剛志氏・前田正明氏「被災資料の確認調査について」
藤隆宏氏・塩崎誠氏・砂川佳子氏「被災資料の救出と保全修復」
 
○汚損史料の洗浄・乾燥実演(松下正和氏)
 
○講演
奥村弘氏「地震・水害と地域歴史遺産」
加藤幸治氏「組織論から技術論へ―被災文化財に対して誰が何をできるのか―」
 


 
昨年9月に発生した台風12号による豪雨水害を契機に、和歌山県では「歴史資料保全ネット・わかやま」が組織されました。
この公開フォーラムは、「歴史資料保全ネット・わかやま」と和歌山大学が協力しながら行った資料保全活動の経験を振り返り、今後の対策を展望するという内容のものでした。
 
フォーラムの最後では、今後の災害に備えての「提言(試案)」が発表されました。
歴史文化にかかわる人々のネットワークづくりを平時から進めることや、今回の水害による被害の追跡調査など重要な内容が盛り込まれていて印象的でした。