本日午前、東京文化財研究所において「東日本大震災被災文化財等救援・修復活動への功労者
に対する文化庁長官感謝状贈呈式」が挙行され、
本会より奥村代表と川内事務局長が出席して参りました。

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「東日本大震災被災文化財等救援・修復活動への功労者に対する文化庁長官感謝状贈呈式」出席者一覧 (敬称略)

●寄附又は救援物資の提供等による援助者
大阪市役所文化会古美術部
北の土偶展実行委員会
寺澤雅子
東北支援ボランティア茶会 席主 茶道裏千家 上月宗佳
公益社団法人日展
社団法人日本建設業連合会 社会貢献活動協議会
特定非営利活動法人日本国際文化遺産協会 理事長 松岡久美子
日本サムスン株式会社
公益財団法人野村財団 理事長 氏家純一
バークレイズ証券株式会社
被災文化財赤十字プロジェクト事務局
平和茶会
宗教法人平等院
三菱ガス化学株式会社

●救援活動等への協力団体
岩手県立博物館
仙台市博物館
東北学院大学博物館
東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館
東北歴史博物館
株式会社ニチレイロジグループ本社
財団法人福島県文化振興財団
福島大学 うつくしまふくしま未来支援センター
宮城県美術館

●救援活動の実施団体等
茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク準備会
ふくしま歴史資料保存ネットワーク
山形文化遺産防災ネットワーク
歴史資料ネットワーク
公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団
独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所

その他、宮城資料ネットをはじめとする、被災文化財等救援委員会の構成各団体にも感謝状が贈呈されました。

贈呈式に引き続き、本日午後、同じく東京文化財研究所において、第7回東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会が開催されました。
当初は2012年3月末での終了を予定していた文化財レスキュー事業ですが、1年間の延長の末、今月末にて救援委員会は解散となります。
しかし未だ被災地には未だ被災した文化財が多数存在し、また今後の復興の過程で多くの歴史資料や文化財が滅失する可能性があること、
また、2年間の活動成果をもとに、今後の大規模災害における文化財保全のあり方の議論をさらに進める必要性もあることから、
救援委員会解散後の連携のあり方、活動のあり方などが議論されました。

震災の発生から2年が経過した現在、被災地の復興に向けては、未だ多くの課題が残されている状況ですが、
とりわけ文化の復興の問題は長い年月を要するものと思われます。
被災地の復興のために、みなさまからのさらなるご理解・ご支援をあらためてお願いすると共に、
歴史資料ネットワークでは大規模自然災害からの歴史資料・文化財の保全に向けた体制づくりを進めて参りたいと考えますので、みなさまからの引き続きのご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。