奈良歴史学研究会では下記の要領で、第24回歴史学入門講座を開催されるとのことです。

本年は都司嘉宣さん(深田地質研究所客員研究員)が「南海沖の巨大地震と、それに先行する近畿内陸の地震」として講演されるとのことです。

南海地震は、紀伊半島・四国沖の海域を震源として、およそ100年間隔で起きているプレート境界型の巨大地震である。昭和21年昭和南海道地震、安政元年南海地震、および宝永地震はみなこの系列の巨大地震である。ところで、この巨大地震に先行して、近畿地方の内陸部に一群の広義の前震が起きることが知られている。ことに、安政南海地震の約半年前に起きた、安政元年6月・伊賀上野地震は、木津川断層のずれによって起きた内陸直下の地震であるが、現在の奈良市をはじめ、郡山、宇陀郡、柳生などにもかなり大きな被害を生じた。今回は、安政元年6月の伊賀上野地震と、同年11月5日の安政南海地震の大和盆地の被害について論じてみよう。

  • 講師:都司嘉宣さん「南海沖の巨大地震と、それに先行する近畿内陸の地震」
  • 日時:2013年6月15日(土)午後2時~ 
  • 会場:奈良教育大学講義棟101教室


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