これまでボランティアのみなさまと進めてきました、ふすまの下張り文書はがし作業の成果報告会を開催します。1日だけの開催となりますが、どうぞお越し下さい。詳しくは、三田市総合文化センター(郷の音ホール)からのご案内をご覧ください。

 このたび、三田市内の旧家が所蔵する屏風の下張りから、17世紀前半ごろの書簡など、三田藩家老・九鬼図書家にまつわる資料が大量に発見されました。
下張り文書のなかには、大坂夏の陣の際、九鬼家が陣中で発令したと考えられる法度の写しといった文書などもあります。17世紀前半から中ごろにかけて、三田藩の家中の様子がわかる同時代史料は必ずしも多いわけではないことから、貴重な地域史料として注目を集めています。
地域史料の保全・活用に取り組む歴史資料ネットワークでは、ボランティア作業として屏風の解体作業を実施し、史料の目録作成や解読を実施してきました。そうした活動の紹介とともに、史料の分析からみえてきた「三田藩主九鬼家のすがた」を、史料の展示とともにご紹介します。

  • 日時 2019年11月23日(土)展示:13:00~16:00 セミナー:14:00~15:00(定員95名)
  • 場所 郷の音ホール(三田市総合文化センター 兵庫県三田市天神1-3-1)展示室
  • 講師 河野 未央(歴史資料ネットワーク個人運営委員・尼崎市立地域研究史料館学芸員)
  • 料金 入場無料
  • 問い合わせ先
    • 郷の音ホールチケットセンター 〒669-1531 兵庫県三田市天神1-3-1
  • URL http://sanda-bunka.jp/event/detail/800/