茨城大学人文学部より、第11回地域史シンポジウムのお知らせです。
入場無料、事前申し込み不要とのことですので、ふるってご参加ください。

 

第11回茨城大学人文学部 地域史シンポジウム
自然災害に学ぶ 茨城の歴史 ―被災の記憶と教訓を未来へ―

江戸時代は、地震、津波、火山噴火、旱魃、高波、洪水など、数多くの自然災害に悩まされた時代でした。それは、私たちがくら茨城の地も例外ではありません。私たちの先祖は、自然災害をどのように受けとめ、どのようにして苦難を乗りこえてきたのでしょうか。災害と復興の歴史には、大規模な自然災害が頻発する現代を生きるヒントが隠されているようにも思います。歴史学や地域文化遺産学の最新の研究成果にふれながら、自然災害を通して見えてくる茨城の歴史と未来について、一緒に考えてみませんか。

日時:2015年12月5日(土)12:30~17:30
場所:茨城大学人文学部 人文講義棟10番教室(茨城県水戸市文京2-1-1)

主催:茨城大学人文学部、科学研究費補助金基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立―東日本大震災を踏まえて―」(代表・奥村弘)
後援:茨城県教育委員会、茨城史料ネット、ふくしま史料ネット、茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター

・基調講演
田家 康 氏((株)農林中金総合研究所客員研究員)「気候で読み解く日本の歴史」

・セッション1 江戸時代の災害・復興と民衆
馬場 章 氏(東京大学)「江戸時代の災害の記録と被災資料」
富澤 達三 氏(松戸市立博物館)「大地震と江戸庶民―ナマズ・鹿島信仰・鯰絵―」

・セッション2 被災の記憶と教訓を未来へ
添田 仁 氏(茨城大学)「関東・東北豪雨水害から文化遺産を救い出す―茨城大学・茨城史料ネットの取り組み―」
大栗 行貴 氏(国見町教育委員会)「文化財レスキューから歴史まちづくりへ―福島県国見町の取り組みから―」
白井 哲哉 氏(筑波大学)「原子力災害と避難に関する記録の保全と活用」

【問い合わせ】添田 仁 氏(茨城大学人文学部准教授)
hitoshi.soeda.carp[at]vc.ibaraki.ac.jp([at]を@に変えてください)
029-228-8118

※同じ日には、茨城大学図書館2015年度後学期企画展「東日本大震災と文化遺産―学生と市民が守ったふるさとの記憶―」も開催されています。
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