茨城大学図書館より、企画展のお知らせです。
東日本大震災後に保全された資料が展示されるとのことです。
また、関連するギャラリートークもあるそうです。

 

茨城大学図書館2015年度後学期企画展
「東日本大震災と文化遺産―学生と市民が守ったふるさとの記憶―」

東日本大震災で被災し、茨城や東北各地で、学生・市民によるボランティア活動により救い出された文化遺産を公開します。文化遺産は、その地域に人びとが長い間生活し、豊かな文化を育んできたことを示すふるさとの宝です。災害によって、人びとが積み重ねてきた歴史や文化がこのまま失われてよいのか。復興に向けて歩みだした人びとの、ふるさとの証しや心のよりどころを守りたい。そう考えた人たちがボランティアとして集まり、埃と汗にまみれながら、多くの文化遺産を救い出しました。未曾有の大災害から4年半を経た今、ふるさとのかけがえのない文化遺産が、地域の歴史と文化を語り始めます。

  • 会期:2015年11月14日(土)~12月6日(日)
    ※11月21日(土)及び11月23日(月)は休館
  • 時間:平日10:00~16:00、土日11:00~16:00
  • 会場:茨城大学図書館1階展示室(〒310-8512 水戸市文京2-1-1 茨城大学水戸キャンパス)
  • 主催:茨城大学図書館、科学研究費補助金(基盤研究S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」(代表・奥村弘)
    後援:宮城資料ネット、ふくしま史料ネット、茨城史料ネット、NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター、茨城大学復興支援プロジェクト「被災文化財・歴史資料の保全、研究成果の地域還元、及び資料データの公開」

【問い合わせ】茨城大学図書館利用支援係 029-228-8076 ser-lib01[at]ml.ibaraki.ac.jp([at]を@に変えてください)

 

関連イベント

①ギャラリートーク「ふるさとの思い出をつなぐということ」
なぜ文化遺産の保全が、その土地や住民の記憶を守ることにつながるのか。被災者であると同時に、今回の展示品の所蔵者でもあるお二人に、体験をもとに自らの思いをお話しいただきます。
【日時】2015年11月22日(日)13:30~15:30
【会場】茨城大学図書館1階ラーニングコモンズ
【主催】科学研究費補助金(基盤研究S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」(代表・奥村弘)
【講師】本間英一氏(宮城県石巻市本間家当主)、泉田邦彦氏(東北大学大学院生/福島県双葉町出身)

②第11回茨城大学人文学部地域史シンポジウム「自然災害に学ぶ 茨城の歴史―被災の記憶と教訓を未来へ―」
【日時】2015年12月5日(土)12:30~
【会場】茨城大学人文学部人文講義棟10番教室
【主催】茨城大学人文学部、科学研究費補助金(基盤研究S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」(代表・奥村弘)
【講演】田家康氏(気象予報士)「気候で読み解く日本の歴史」
【報告】セッション1「江戸時代の災害・復興と民衆」、セッション2「被災の記憶と教訓を未来へ」
※詳細はコチラ