神戸映画資料館からのお知らせです。
脚本、ポスター、スティル写真、プレス資料、機材などのいわゆる「ノンフィルム資料(映画関連資料)」に関する公開講座・勉強会が、神戸映画資料館を会場に開催されます。
参加無料ですが、2日目の勉強会は事前申し込みが必要とのことです。

詳細は以下の神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会のホームページをご覧ください。
http://kobe-eiga.net/kdff/program/2016/12/1018/

神戸映像アーカイブプロジェクト ノンフィルム資料の保存と活用

2016年12月11日(日)公開講座:映画関連資料の現在
2016年12月12日(月)勉強会:映画関連資料の取り扱い
会場:神戸映画資料館
(神戸市長田区腕塚町5丁目5番1アスタくにづか1番館北棟2F 201)

映画を収集・保存・公開するフィルム・アーカイブとしての神戸映画資料館では、映画フィルムのみならず、脚本、ポスター、スティル写真、プレス資料、機材などのいわゆる「ノンフィルム資料(映画関連資料)」も大量に保管しています。これまで映画フィルムの保存や復元に関するイベントは全国各地で実施されてきましたが、ノンフィルム資料の保存・管理・修復に特化したイベントはまったくありませんでした。今回、「神戸映像アーカイブプロジェクト」の一環として、フィルム・アーカイブだけでなく全国の資料館、博物館、美術館などに保管されているであろうノンフィルム資料の適切な保管・管理・修復についての実践的な講義と議論、そしてワークショップを実施することになりました。日本最大のフィルム・アーカイブである東京国立近代美術館フィルムセンターでノンフィルム資料を統括する岡田秀則主任研究員をはじめ、第一線で活躍するアーキビストと研究者の皆様をお迎えし、2日間にわたってノンフィルム資料の奥深い魅力に迫りたいと思います。

板倉史明(神戸大学准教授/神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会委員)

  • 12月11日(日)公開講座:映画関連資料の現在 [参加無料/予約不要]
    13:00~13:50 基調講演
    ・講師:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員/ノンフィルム資料担当)
    14:00~15:40 実践報告
    ・大矢敦子(京都文化博物館学芸課)
    ・木村立哉(東映太秦映画村 映画文化館担当)
    ・田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
    ・森下明彦(メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)
    16:00~17:00 ディスカッション
    ・モデレーター:板倉史明
    ・登壇者:大矢敦子、岡田秀則、木村立哉、田中晋平、森下明彦
  • 12月12日(月)勉強会:映画関連資料の取り扱い [参加無料/申込制/定員20名]
    11:00〜11:15 神戸映画資料館収蔵庫見学(希望者のみ)
    11:15〜12:00 フィルムセンターのケーススタディ 講師:岡田秀則
    13:00〜14:30 ワークショップ 講師:岡田秀則、和田泰典
    フィルムセンターで行っている作業を神戸映画資料館所蔵資料を使い参加者とともに行います。
    ・傷んだ脚本、雑誌の保存ケース作成
    ・ポスターの簡易修復
    14:30〜15:00 質問・相談
  • 勉強会 申込方法
    以下の項目を記載し、メールでお申し込みください。info[at]kobe-eiga.net([at]を@に変えてください)
    氏名/ご所属/連絡先(メールアドレスと電話番号)/ご質問・ご相談内容
    資料の管理等に携わる職員、研究者からの申込を優先して受付いたします。なにとぞご了承ください。
  • 会場・問い合わせ:神戸映画資料館 078-754-8039
  • 主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
    (神戸市 平成28年度まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業)


[関連企画]2016年12月11日(日)17:20〜『映画という《物体X》』刊行記念 上映とトーク