鳥取県では、現在、県の地域防災計画の修正案、および県立図書館の目指す図書館像(改定案)についての意見募集(パブリックコメント)を実施しています。

地域防災計画(案)について

東日本大震災発生をうけた対策の見直しとして行われるもので、鳥取県民の方が電子メール等のかたちで意見を提出することができます。

下記のように、災害の教訓・文化を後世に伝えるための資料収集・整理・保存・公開等が盛り込まれています。国では重要会議の議事録が未作成だったことなども問題となりました。鳥取県での取り組みが進むことを期待したいと思います。

なお、締切は2月7日とのことです。詳細は下記をご覧ください。

URL:鳥取県 http://www.pref.tottori.lg.jp/207957.htm

○過去に起こった大災害の教訓や災害文化を後世に伝えるための資料の収集・整理・保存・公開について記載しました。

【予防編 第1部 総則 第2章 防災知識の普及啓発、防災意識の高揚及び災害教訓の伝承 P3~4】

 

県立図書館の目指す図書館像(改定案)について

現行のものが策定されてから約5年が経過したことを受けて見直しを行うものとのことです。以下のように災害に備えた対応についても記述が含まれます。

こちらは意見提出者を県民に限定していないようです。詳しくは下記をご覧ください。

締め切りは2月19日とのことです。

URL:鳥取県立図書館 http://www.library.pref.tottori.jp/hp/menu000002000/hpg000001933.htm

○郷土資料の保存・収集

  • 市町村立図書館や関係機関と連携し、県下全域にわたる資料を体系的かつ継続的に収集
  • 郷土出身の著者・漫画家等については、資料形態に関わらず積極的に資料収集
  • インターネット上で公開されている情報の収集手法の検討
  • 災害にも耐え抜くことができる資料保存の在り方の研究

 

おねがい

現在、東日本大震災の発生を受けて各自治体で地域防災計画の見直しが進められており、しばしば今回のような文言が盛り込まれるようになっております。関連して公文書管理条例等制定に向けた意見募集等もあろうかと思います。気づいた事例はサイトでも掲出してまいりますが、事務局でも各地の状況が充分把握できていない可能性があります。お住いの地域で意見募集等がありました際には、お知らせいただけるとありがたく思います。