2019年11月23日(土)三田市総合文化センター(郷の音ホール)にて、展示・セミナー「屏風の下張り文書からのぞく三田藩九鬼家のすがた」を開催しました。

当会では、三田市在住の方から、保管している屏風の下張り文書について相談を受け、これまでボランティアさんとともに解体・調査作業を続けてきました。
調査を進めると、三田藩に関わる文書が屏風の下張りとして使用されており、とても興味深い内容です。
今回の展示・セミナーは、この下張り文書の解体・調査作業の中間報告を行ったもので、三田市総合文化センターの方々に企画していただきました。

当日は、市民や学生のボランティアさんたちとともに、これまではがした文書や、所蔵者の方からお預かりしている屏風を展示作業を行い、
当会運営委員の河野未央が、下張り文書の調査活動の概要と、調査からわかったことについて講演しました。

この日1日限りの展示でしたが、会場には多くの方々に来場していただき、盛況でした。
企画していただいた三田市総合文化センターのみなさま、企画をコーディネイトしていただいた河内厚郎先生にお礼申し上げます。

この下張り文書については、今後も調査を続ける予定です。
作業を行う際には、このブログでお伝えしますので、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

ボランティアさんと展示パネルの壁打ち作業。最初は恐る恐るでしたが、最後は慣れた手つきとなりました。

展示会場のようす