神奈川大学日本常民文化研究所からのお知らせです。研究所で取り組んでこられた大島漁協文庫に関するシンポジウムを下記の要領で開催するとのことです。

第2回漁業史文庫を語る会 漁協文庫の未来にむけてのシンポジウム―漁村文化と大島の未来

気仙沼大島ではこの夏、大島漁協文庫開設のため、学生や研究者たちが島の人々と奮闘しています。2011年の大震災で浸水した漁協の系統的な資料は、救出再生作業を経て大島に戻りました。最終段階の資料の整理が行われ、収蔵し閲覧研究する施設は、実に4年の歳月を経て完成します。シンポジウムは、明治以降から今日までの協同組合の成立や、漁業権・漁法・漁場の設定と発展を記録した漁協文庫の意義を確かめ、研究の場としての今後の活用について議論します。

日時:2015年9月26日(土)12:30-16:00
場所:気仙沼大島公民館 〒988-0604 宮城県気仙沼市廻舘110
大島漁協文庫   〒988-0612 宮城県気仙沼市大向245-1

【プログラム】
12:00より会場にて≪大島カブカリー≫の試食があります。
(気仙沼大島みらい創り協議会のご提供)

12:30-12:40
ご挨拶 田上 繁(神奈川大学日本常民文化研究所所長)

12:40-13:15
「大島漁協地先専用漁業権取得運動」千葉勝衛(『大島漁業組合100年史』主筆)

13:15-13:50
「大島のカツオ漁―歴史と民俗をめぐって」川島秀一(東北大学災害科学国際研究所教授)

13:50-14:20
「漁協文書の今日的意味―保存と活用について―」山内繁(気仙沼市文化財保護審議会委員長)

<休憩>

14:25-15:00
「漁場図から見えるもの―漁協文庫への期待―」安室知(神奈川大学日本常民文化研究所所員)

15:00-15:50
討論  司会 重村力(神奈川大学日本常民文化研究所所員)

16:00
ご挨拶 水上忠夫(元宮城県漁協気仙沼地区支所大島出張所運営委員代表)
【漁協文庫内覧会のご案内】
シンポジウムの開催に合わせ、新築の「気仙沼大島漁協文庫」の内覧会を行います。
9月26日(土) 11:30~11:45
上記時刻に漁協文庫建物前にお集まりください。設計担当の三笠友洋(神奈川大学工学部建築学科)による解説があります。
※内覧会は、気仙沼エースポート10:40発の大島到着に合わせて行います。浦ノ浜に迎えの車を準備しますので、島外からおいでの方はご利用ください。
※漁協文庫とシンポジウム会場(公民館)は、徒歩10分です。

○気仙沼市外からおいでの方へ
・気仙沼港エースポート(フェリー乗り場)へは、JR気仙沼駅からタクシーで10分程度です。
・気仙沼港エースポートから大島浦の浜港の乗船時間は約25分です。
・シンポジウム終了後、大島浦の浜港16:20発のフェリーに乗船し、JR気仙沼駅からJR大船渡線で一関、一関から新幹線に乗ると、22:00頃には東京駅に到着いたします。
*大島浦ノ浜港より公民館までは徒歩約12分です。
主催:神奈川大学日本常民民文化研究所
共催:神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科
神奈川大学工学部建築学科重村・三笠研究室
後援:気仙沼市、気仙沼市教育委員会、宮城県漁業協同組合、三井物産環境基金
神奈川大学宮城県宮陵会 大島漁協文庫の会
協力:気仙沼大島みらい創り協議会
お問い合わせ
神奈川大学日本常民文化研究所045-481-5661 内線4358
神奈川大学建築学科 重村・三笠研究室045-481-5661 内線3434
メールアドレス 漁業史文庫メーリングリスト oshima-library★kanagawa-
u.ac.jp (★は@)