東京国立博物館では、現在企画展「和紙の魅力」が開催中です。どうぞお運び下さい。

平成26年11月に「和紙」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。この登録は、昭和38から41年度にかけて行われた全国の主要な和紙の実態調査にもとづいています。当館ではこの実態調査の際に作成された技術記録を所蔵しています。展示ではそのなかから、人間国宝である8代岩野市兵衛の「越前奉書」、安部榮四郎の「雁皮紙」をはじめ、ユネスコ無形文化遺産に登録された島根の「石州半紙」、岐阜の「本美濃紙」などをとりあげます。技術記録のうち和紙の実物、原料、紙漉きの道具の他、津和野藩御絵師の描いた天保15年「製楮図鑑」、明治5年にウィーン万博に出品するために作成された「越前紙漉図説」などを展示します。

会期: 2016年9月13日(火)~11月6日(日)
会場: 東京国立博物館 平成館 企画展示室(東京都台東区上野公園13-9)
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