新潟ネットの矢田さんより
2010年12月5日付け『新潟日報』に12月4日におこなわれた
下記シンポの内容が掲載されたとのことです (ま)
 
—————————————————————-
新潟日報に1204災害史料シンポの記事が掲載されました。タイトルと内容は下
記のようなものです。
 
新潟日報 2010年12月5日
被災資料の保存法学ぶ
新大でシンポ「行政にシステム必要」
 地震や水害などの被災地から救った歴史資料などの保存方法を考えるシンポ
ジウムが4日、新潟市西区の新潟大学で開かれたこと。関係者が中越地震で被
災した旧山古志村の資料の保存法などを報告したこと。災害に遭ったときに資
料を残す方法を学ぶため、出席者が水でぬらした和紙の吸水作業を体験したこ
と。
 新潟大学災害復興科学センターの主催であること。県内外の行政、大学関係
者ら約30人が出席したこと。
 シンポジウムでは、長岡市立中央図書館の田中洋史さんが、旧山古志村の文
書資料がある山古志公民館種苧原分館の保管状況などを説明したこと。地震
後、同図書館で一時保管した資料をことし9月に同分館に返還したが、「地震
前の状態に文書を仕分けするにはまだ課題がある」と指摘したこと。保存方法
についても「箱は平積みで、棚と遮光カーテンは未設置。改善の余地がある」
と述べたこと。
 県立文書館の田辺芳春さんは、市町村の歴史資料保存法について「(散逸を
防ぐためにも)行政組織として日常から保存システムをつくる必要がある」と
話したこと。
 水でぬれた和紙の吸水作業体験では、出席者がキッチンペーパーを使って手
で押しながら、次々と紙を乾かしていったこと。